18作目。2010年作品。近未来SF。
これまた面白く、第二の黄金期に入ったと思える。
しんのすけの花嫁を名乗る女性に連れられ、約20年後の世界にタイムスリップ。そこは経済的な格差が広がり、光の失われた世界。煌びやかな都心の郊外には荒廃したスラム街が広がる。そこへいつものメンバーが迷い込み…という話。
時代背景として、2008年のリーマンショック後の世界大不況の中で作られた物語であるということ。間違いなく製作陣はクレしん映画の存在意義を確信しており、揺るぎない信念に沿って作品が作られたのが分かる。公開前年に原作者の臼井義人が登山中の事故で故人となったことにも留意が必要である。
馬鹿馬鹿しさと隣人愛。
それはきっと、人の世の光。
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