16作目。2008年作品。剣と魔法のファンタジー。
デジタルな作画の技術は上がっているが、内容は空疎というか、昔当たったネタの使い回しが気になる。野原家の家族のイデオロギーの押し付けもなんだか寒々しい(劇場版だけ連続で観ているせいかもしれないが)。突出した面白さを狙うスタッフの勇気がない時期だったのかなと思う。3分ポッキリとか踊れアミーゴとか明らかに駄作でも興行成績10億円以上のドル箱なわけで、士気も下がろうというもの。
ただ、試行錯誤を続ける製作陣の姿勢は評価できる。大人がニヤリとして、子供が笑い転げる、かつてあったクレしん映画の本物感をまた出してほしいもんだ、と思う。折角のポテンシャルが惜しい。
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