2017年9月10日日曜日

ハートブルー


 若いFBI捜査官が捜査のためにサーフィンをやる映画。1991年作品。
 サーフィンのイメージを掴むために同僚の方に薦められて鑑賞。

 邦題のつけ方からしてバブルの頃の何ともいえないセンスを感じてはいたが(原題はPOINT BREAK)、内容もイマイチ。微妙に御都合主義な展開と、娯楽映画のお約束の紋切り型の履行と、何より人物造型が皆さんダメ。展開も人間性も、皆ハートってもんがないんじゃないのかね、と思うくらい浅薄だ。各人の行動も不可解なものが多く、脚本がチグハグで後半に進むにつれストーリーが空中分解している。

 しかし、讃えるべき点もある。サーファーのライフスタイルや文化がわかる。若いキアヌ・リーブスの顔が美しい。サーフィンのシーンを筆頭に、自然の撮り方は素晴らしい。アクションシーンも迫力がある。

 まあ…そういう映画だ。サーフィン入門を志す人にはいいだろう。
   

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