明日の記憶
渡辺謙が原作に惚れ込んで制作したという若年性アルツハイマー型認知症の映画。
49歳、一人娘の出産と結婚式を控え、働き盛りの広告代理店の部長である主人公(渡辺謙)の記憶力が低下し、仕事上でもミスが増え、ある日病院を受診すると医師に診断を告げられ、、、という話。
2006年の作品だが、日本のドラマにありがちな浪花節の感動を狙った作為や御都合主義な場面が若干気になり、芸術作品としては今一歩。とは言え、大衆娯楽としては安定したクオリティであり、医学的見地からも表現上の誤謬は少なく、疾患の啓発に用いるには十分。
筆者は看護学校の認知症の講義で紹介。物語仕立てで病態の理解を促すことができるのでお勧めしている。
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