2015年4月22日水曜日

酔拳


 香港映画界の不滅のスター、ジャッキー・チェンの出世作。
 1978年の作品。

 才能はあるが根性なしの道場の息子が、調子こいて、悔しい目に遭って、老師に出会い、特訓して、復讐に挑む。今となっては定型となった「お約束の展開」を圧倒的な身体能力の殺陣とコメディタッチな演技で楽しめる。

 筆者はアルコール依存症の講演資料作成のために観たが、老師の手が震える以外に疾患の学習で特に役に立つエピソードはなかった。大酒家=格好いい、というイメージを世間に流布するのに一役買ったという点において医療者としては看過できないが、世界中の皆を幸せな気持ちにした傑作なので良しとする。

 アルコール依存症はあまり関係ない名作映画なのである。
   

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