松田優作を観たくて選んだ映画。1983年作品。
赤川次郎原作の角川映画で、同名のテレビドラマとは関連がなかったり、ややこしい。
主人公は大邸宅にお手伝いの女性と暮らす箱入りのお嬢様(薬師丸ひろ子)。身辺の警護を依頼された私立探偵(松田優作)が突然現れ、最初は反目するが、事件に巻き込まれ、やがて恋心が芽生え…というのが筋。
前情報一切なしで観たが、割と面白かった。なんというか、昭和50年代の娯楽映画の王道という感がある。思えば主人公たちは私の親の世代で、大学のサークルの様子や女の口説き方など、当時の文化風俗が保存されている。ナイトクラブやヤクザなどの舞台装置にも、日本式ハードボイルドの様式美を感じる。
松田優作は声とスタイルがいいな。確かに惜しまれるだけのオーラはある。他の作品も観てみたい。
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