井上武彦が1996年にインターネット上で連載していたバスケ漫画。
時は西暦2XXX年、異星人の猛者達が覇を競う宇宙リーグに弱小とされる地球人たちのチームが挑む…というSF要素たっぷりの内容。当時は珍しかったウェブ連載ということもあり遊びの要素が強いが、NBAに挑む日本人のメタファーという感もあり、バスケ漫画としては正当。圧倒的強者に自身の肉体を使って挑む人間のメンタリティ、という井上雄彦作品に通底するテーマは健在である。
肩の力が抜けたオシャレでラフなカラー連載であり、サクサク読める。中古の単行本をネット通販で買えば1000円以内で楽しめ、コストパフォーマンスも良し。10年ぶりに読み返したが、ページを繰る手が止まらなかった。軽快で、愛があり、過剰じゃない。こういうのがいいよね。
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