“おひっこし”の作者の札幌ローカル漫画。
カレー屋の店員をやっていた主人公の女が、半ばハメられる形でラジオの地方局(藻岩山放送局)での深夜番組を持つことになる、という話。
魅力は軽妙な会話劇。反知性主義を地でいく恋愛脳の女主人公がファンキーなベシャリを撒き散らしつつ疾走する。釧路出身というところにリアリズムを感じる(ああいう人マジでいそう)。そして全開の札幌ローカルネタ。生粋の地元民作者による”チャンネルはそのまま”には及ばないが、セイコマ、円山裏参道などの固有名詞が多数登場し道民の胸を焦がす。主人公が働いているカレー屋は筆者も通った北24条のあの店がモデルっぽい。
単行本の既刊はまだ1巻だが、今後育っていくことに期待。
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