2015年7月20日月曜日

マッドマックス 怒りのデス・ロード


 いい意味で、振り切っている。

 核戦争後に荒廃した『北斗の拳』的な世界で(※マッドマックスの方がオリジナルだが)、寡黙で孤高の男マックスが水を支配し暴力と洗脳を用いてコミュニティを牛耳るイモータン・ジョーの支配下から逃げ出し、、、という話のシリーズ4作目。

 だが、筋はどうでもよく、様式美を楽しむべき痛快な娯楽作品である。クレイジーすぎてニヤニヤが止まらない、改造しまくった車の暴走と、息もつかせぬ車上での激しいバトルをひたすら楽しむべきである。

 この美学の同一線上に漫☆画太郎先生やマキシマム・ザ・ホルモンの表現する世界があるのだ、と得心した。ロックで、パンクで、欺瞞や退屈を吹き飛ばすパワーがある。まさにMad (狂気) Max(全開)。

 人として失っちゃいけないものを再確認できる映画だと思います。勢いとか。
   

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