2014年8月2日土曜日

グラップラー刃牙


 範馬刃牙という17歳の少年が最強の男を目指す格闘漫画。「地上最強の生物」の異名をもつ父親、範馬勇次郎の影を追い、東京ドームの地下闘技場で繰り広げられる武闘大会の頂点を目指す。

 突っ込みどころは沢山あるが、読んでいて熱くなるのは事実。最強を自負する男達が次々と登場し、あっさり喰われ、より強き者の餌になる。理不尽でグロテスクな程に残虐な暴力の応酬が延々と続くだけのストーリーだが、そのシンプルな娯楽性が読んでいるとだんだんクセになってくる。個人的には喧嘩師ヤクザ、花山薫が一番好き。

 暴力という原始的な娯楽の魅力に気付かされる。何気に哲学的な漫画。
   

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