三国志、西遊記、水滸伝と並ぶ中国の奇書を漫画化した作品。殷周(いんしゅう)革命の史実を絡めて描かれる歴史ものであり、そ、仙人が宝貝(パオペエ)という道具を使って戦う世界最古のSFバトルものである(と原作者の解説にはある)。
藤崎竜版は筆者独自の解釈による改変が全開。キャラクターの造型がgood. 太公望が魅力的なのは勿論だが、一番好きなのは大正老君。作者が相当な変人らしく、随所に異次元なセンスのギャグが光る。
絵もかなりうまい。ただし戦闘シーンはワンピースと同等、またはそれ以上に見づらいことが多々ある。目が大きい90年代な絵は人によって抵抗あるかも。
表紙の書き方等、伏線の仕込みもいい感じ。
楽しんで書いてたんだろーな、感がうかがえる。
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