「人間はみんな、ちがった目で星を見てるんだ。旅行する人の目から見ると、星は案内者なんだ。ちっぽけな光くらいにしか思ってない人もいる。学者の人たちのうちには、星をむずかしい問題にしている人もいる。ぼくのあった実業屋なんかは、金貨だと思ってた。だけど、あいての星は、みんな、なんにもいわずにだまっている。でも、きみにとっては、星が、ほかの人とはちがったものになるんだ……」
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初めて読んでみたけど、けっこう難解。飛行機の墜落からの砂漠で遭難ってのはサン=テグジュペリの基本テーマらしい。語り手が砂漠の孤独の中で出会った、いくつも星を旅してきた小さな王子の話。
きっと読む年齢によって見えるものが違うんだろう。
言葉は平易だけど、年を重ねてから読むほど、底にある主題を味わえる。
名作とは得てしてそういうものだ。
言葉は平易だけど、年を重ねてから読むほど、底にある主題を味わえる。
名作とは得てしてそういうものだ。
心の目で見なくちゃ、自分の欲しがってるものも分からなくなってしまう。
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