2022年5月29日日曜日

燃えよペン


唐突に読みたくなって読み返した1冊。
主人公の無駄な熱さの様式美を楽しむべき漫画である。

2002年発行の単行本(全1巻)だが、連載は1990年〜1991年だったらしい。描写や作中人物が語る価値観には時代を感じる。バブル期の日本の能天気さ、楽観、余裕がある。熱血は80年代日本における流行だろう。

続編の『吼えよペン』の方が洗練されている(富士鷹ジュビロが好き)が、本作には粗さの残る原石の味わいがある。
フリーのアシスタント伊藤が殴られるシーンが一番面白かった。
   

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