2020年5月23日土曜日

カエルの楽園


 百田尚樹の掌編小説。2016年作品。

 カエルで戯画化し、日本が中国にいかに乗っ取られるかを小学生でもわかる簡易な表現で書いてある。しかし、その展開はまさしく2020年時点で日本が置かれている状況に酷似し、後半の展開には背筋が寒くなる。三戒(≒憲法九条)の盲信は狂気の沙汰だし、デイブレイク(≒朝日新聞)の欺瞞が憎くてしょうがない。

 作者が自身の最高傑作だと断言しているそうだが、ジョージ・オーウェルの作品のように、この物語には歴史を変える力があるように思う。1人でも多くの日本人に読んでほしい。英語翻訳、映像化作品なども望まれる。この寓話には洗脳を解く力がある。

 簡潔で、本質を衝いた物語の拡散を願う。
   

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