2019年5月18日土曜日

おいしいロシア


 ロシア人の夫と結婚してサンクトベテルブルグで生活した女性の漫画エッセイ。

 日本人目線のロシアの日常風景が淡白に描かれる。食べ物の話題多し。それ以外に特記すべき特徴がないのだが、その欲のない普通っぽさが一貫して続くことで、本書の価値を高めているように思う。文章だけのエッセイじゃ伝わらない、旅行のガイドブックじゃわからない、ロシアの生活の肌感覚が伝わってくる。

 ロシアでの生活をイメージするための教材として、最良の一冊であると思う。行くことがあればまた読みたい。
     
     

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