2016年1月2日土曜日

波よ聞いてくれ


 “おひっこし”の作者の札幌ローカル漫画。

 カレー屋の店員をやっていた主人公の女が、半ばハメられる形でラジオの地方局(藻岩山放送局)での深夜番組を持つことになる、という話。

 魅力は軽妙な会話劇。反知性主義を地でいく恋愛脳の女主人公がファンキーなベシャリを撒き散らしつつ疾走する。釧路出身というところにリアリズムを感じる(ああいう人マジでいそう)。そして全開の札幌ローカルネタ。生粋の地元民作者による”チャンネルはそのまま”には及ばないが、セイコマ、円山裏参道などの固有名詞が多数登場し道民の胸を焦がす。主人公が働いているカレー屋は筆者も通った北24条のあの店がモデルっぽい。

 単行本の既刊はまだ1巻だが、今後育っていくことに期待。
  

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ