2018年6月21日木曜日

クラッシュ


 感想:『マグノリア』・『スリービルボード』系だ…。

 『ミリオンダラーベイビー』を書いたポール・ハギス初監督の2003年作品。2002年頃のロサンゼルスを舞台に、憎しみが満ちた空気の中で暮らす人々の愛憎を描く群像劇である。アカデミー作品賞作品ということで期待して観たが、ジャンルとして確立されつつある様式だとつい頭で考えてしまい、素直に感動できなかったのも事実。質の高い作品ではあると思うのだが、もう少し新奇な要素が欲しくなるのは私の心がひねくれているのか。

 この手法を使えば『釧路』とか『室蘭』とか、そういう作品が量産できそうだ。
 憎しみは連鎖する。そして、赦しや愛も。
    

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