2016年8月1日月曜日

「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー


 東大合格者数日本一の進学校である開成高校の野球部のユルくて熱いドキュメント。

 グラウンドでの練習は週1回。サインプレーなど高度な戦術は一切なし。守備でのエラー連発を許容される一方で、ときどき大量得点で爆発して強豪校を破ったりする。そんな不思議な野球部に所属する少年達は、マイペースで穏やかな変人が多い。勢いに乗って「ドサクサにまぎれて勝つ」ことを目指して彼らを罵倒し続ける監督の精神論は偏っているが、その方向性には合理性がある。細かい技術はなくとも、野球だから攻めまくれば番狂わせを起こせる可能性は高いのだ。

 正直、honzの年間ベストだったので期待したが、それほどは自分に響かず。もっと弱者が智略と組織力でgiant killing(絶対的強者を倒す)する話の方が個人的には好きだ。まあまあ面白いかな、ってくらい。
   

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