2016年4月6日水曜日

ちびくろサンボ


 娘のが家にあったので読んだ。
 虎がバターになることしか覚えていなかったが、こういう話だったのか。

 作者のヘレン・バナーマンはインドに住んでいたイギリス人。原色使いと太い線のフランク・ドビアスの挿絵がクール。アフリカの黒人の話というイメージが強いが、内容的にはインドのノリ。虎にバターにホットケーキ、黒人家族の空気も合わせて異国情緒たっぷり。

 前世紀の人種差別等の面倒くさい問題で有名な本だが、味わい深い絵柄と印象的なシーンがあれば十分。グッド・インスピレーションが溢れている。子供にはいい影響があるだろう。
   

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