2015年7月18日土曜日

アルゴ


 1979年、イランで革命が起こりアメリカ大使館が暴徒に占拠された。人質の一部は大使館から辛くも脱出しカナダ大使館に匿われるも、イランの秘密警察に見つかればアメリカへの怨念を募らせた民兵による拷問や死刑に処されるのは明白。そんな絶望的な状況下、取り残された6人の大使館職員らを国外へ脱出させるべく、CIAの人質救出専門家である男による前代未聞の計画が始動した、、、という話。2012年の第85回アカデミー作品賞受賞作。

 寡黙で信念に生きるベン=アフレック(主人公、監督でもある)の男ぶりに加え、正体が見つかれば死というスリリングな展開と、荒唐無稽な発想の妙が純粋に面白い。何より実話に基づく話であるということが衝撃。事件後よりこの計画はアメリカの国家機密に指定されていたが1998年に機密の指定を解除されて18年ぶりに事実が公開されたとのこと。実在の人物による知られざる戦いだったという事実も、なかなか胸に来る。

 是非、余計な前情報なしで観てほしい。作品と歴史的事実の相違については調べると興醒めするので深追いしないことを奨める。純粋に素晴らしい観賞後の感覚が得られた作品だった。
   

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