2017年3月20日月曜日

ゴドーを待ちながら


 不条理演劇の傑作として名高い戯曲作品。初演は1953年。
 作者はアイルランド出身のノーベル文学賞作家サミュエル・ベケット。

 田舎道にある一本の木の前で二人の男がゴドーという人物を待っており、ひたすら不条理な会話が続く…というのが筋。『虐殺器官』で言及されていたので読んでみたが、最初の10ページくらいで挫折。そこからパラパラと速読し、巻末の解説を読んだが意味が分からない。Wikipediaの説明が一番わかりやすかった。(参考

 ポストモダンな孤独とブラックユーモアを追求し続けた…と著者紹介のところに書いてあるから、そういうのが表現されているんだろうと思う。そう考えると、何気に『バカボン』などの赤塚不二夫の世界が近いような気もする。途中で出てくる暴君ポッツォと従者ラッキーの一幕など、赤塚不二夫の絵でイメージするとしっくりくる。

 マジで意味わからんけど、解釈を巡っていろいろ議論するのが面白そうな作品ではあり、そのへんがポストモダンである。筋を知っておくと人生が豊かになるだろう。
   
   

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