2013年1月14日月曜日

マルホランド・ドライブ



 生涯観た中で最も難解な映画。

 一度観て内容が理解できる人間はいないだろう。
 インターネット内の解説を何個か読んで、どうにか分かった気がする。
 DVD特典の監督インタビューでもデイビッドリンチはほとんど何も教えてくれない。

 「ハリウッドのダークサイド」がテーマ…?
 という形式を借りて、人間の暗部を言葉や論理に頼らずに表現している。音楽みたいに。
 理性がついていけなくても直感に残る。
 少なくともその残滓が。反響が。残り香が。掴み損ねた感触の一部が。

 解説読みつつ何度も見返す価値のある作品だとは思う。
 こういう作品の作り手は幸福そうだ。
 訳分からないのに惹き込まれる何かがある。


 参考
 映画のススメ Let's read the films!
 超映画分析 by 樺沢紫苑
    

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