クリント・イーストウッド監督の2014年作品。1960年代に活躍したニュージャージー出身のポップスグループ、フランキー・ヴァリ&フォーシーズンズの光と影を描く。
早くも今年のベストには入れたい鑑賞後感。これは面白かった。DVD特典のドキュメンタリーでインタビューを受けるイーストウッドの風貌の老いは隠せないが、映画作品に関わる彼の美意識や感性は全く損なわれてはいない。表現を欲張りすぎず、見せ方の加減を知っている。本作などまさに名匠の至芸という感がある。
若者達の苦渋、軋轢、栄光と喪失を経ての最後の場面に胸が熱くなる。
映画をもっと観たいと思った。
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