数年ぶりに再読した松尾スズキ原作、河合克夫作画のエッセイ漫画。ロック雑誌(ロッキンオン)に連載し、主に飼い猫(オロチ)の話題でダラダラ小ネタが展開する。全4巻。
個人的に、仕事の合間に疲れた頭で読む娯楽としては最高峰。1回4ページくらいで、なんの生産性もない日常ネタや不条理ネタを楽しめる。とりわけパロディネタがアツく、交尾・アンド・ザ・シティ、無ニャーの人、にゃいしんぼ、あたりが至高。
途中、松尾スズキが妻と離婚したり、明らかに情緒不安定で原作がやっつけだったり(後半に顕著)するが、笑いづらい話を笑いにもっていこうとする姿勢がなんとも言えずロック。みっともなさを包み隠さず、生きる力に変えようとする姿勢がロックなのだ。たぶん。
こういう感性を学んでおくと現実問題への対処能力が上がるように思う。
ナメてかかれるっつーか。一時、何かを超越できる。
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