2013年5月26日日曜日
2013年5月24日金曜日
スプライトシュピーゲル
オイレンシュピーゲルと同時並行で生み出された作品。こっちの三人は飛べる。そして、縦の序列をもつ姉妹。
前半はそうでもなかったが、最終巻まで読むとこっちの方が面白かった。ライトノベルの枠組で書かれているけれど、信じ難いレベルで膨大な情報が融合。国際社会の現代史について勉強したくなる。エンターテイメントしているからこそ、感覚がしっかりと読み手に残る。
マルドゥックシリーズや天地明察に比肩する圧倒的なクオリティをもったシリーズ。
2013年5月11日土曜日
2013年5月5日日曜日
2001年宇宙の旅
1968年公開当時、相当な衝撃を世間に与えたことが想像される。
導入部の人類の黎明期から、宇宙旅行への転換。
モノリスの奇妙な存在感。
暴走する巨大コンピュータと人間。
極彩色の時空間ワープ移動の描写。
音楽と映像美の融合。象徴的な場面の数々。
しっかり芸術している感がある。
他のキューブリック作品と同様、登場人物の言葉による説明は少なく、象徴的な映像で語る部分が多い。
含意ががあってそうしているのであろうが、緩慢で冗長なカットが多く、観ていて結構ダルい。
終盤は抽象的過ぎて初見では意味不明。
「意味わかんねえよ」と思いつつも、観賞後の感覚としてはそんなに嫌いではない。
ライブアライブのSF篇の元ネタはこれだったんだな、というのが一番印象的。