2021年2月13日土曜日

命がけの証言


 2021年1月24日発売。
 現在進行形で行われている中国共産党によるウイグル弾圧の告発の書である。

 本書の背景によるウイグルへのジェノサイドについては、前作である『私の身に起きたこと とあるウイグル人女性の証言』の記事を参照。

 本書には、インターネット上で無料公開されている漫画作品のうちの未出版のものが収録されている。加えて巻頭には、モンゴル出身で日本で大学の教授職を務める文化人類学者である楊海英氏と作者の対談を収録している。内容は比較的コンパクトで、大部分は字の少ない漫画であり、1時間程度あれば読めるだろう

 忙しくて買う余裕がない方も、せめて無料公開されている漫画だけでも、下記のリンクから読んでほしい。ひとつ5分程度で読める。

 その國の名を誰も言わない
 https://note.com/tomomishimizu/n/ned24c90d3db1
 私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言~
 https://note.com/tomomishimizu/n/nfd4c33d0fcdf
 私の身に起きたこと ~とある在日ウイグル人女性の証言~
 https://note.com/tomomishimizu/n/n42b085855154

 この本の内容に衝撃を受け、何かをしなければならないと感じる人が多いはず。そんな人は、少しでもこの漫画を、周囲の誰かに読むようにすすめてほしい。
紙媒体の書籍は1320円。余分に買って職場に置いたり、知り合いにあげたりするとよいと思う。マスメディアは黙殺し、中国をおそれて表立って発言できない人が多いので、各自精一杯できることをやるべきだと思う。これは遠い地で起きている他人事ではない。自身の国にふりかかるリスクを避けるためにも、多くの人がこの事実を知ることが必要である。
  

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