第9作目。最高傑作として名高い2001年の作品。
20世紀のノスタルジーに浸る大人を風刺した映画である。申し訳程度に子供も笑える場面が挿入されるが、全編を通して圧倒的に大人向け。過剰に強調された昭和の空気と、退行する大人の描写が怖い。
岡田斗司夫の分析が有名だが(これ)、余計な説明もなく、批評性を持った文芸作品の域に達する仕上がりになっている。『ALWAYS 3丁目の夕日』(2005年作品)の出現を予見しているという事実が何より恐ろしい。
大人にお勧めするのは圧倒的にこれだろう。子供にはチンプンカンプンだろうから、全然オススメではない。
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