2015年4月4日土曜日

トラック野郎 御意見無用


 菅原文太の代表作のシリーズ1作目。
 デコトラに乗って日本各地を旅する運転手の喧嘩とロマンス。

 1975年の作品だが特定層の心にだいぶ訴えるものがあったようで、なんだか教養になる。最近読んでいるGTOにもオマージュのシーンがあったような。粗野で乱暴だがどこか愛らしい男達が巻き起こすドラマが人情味たっぷりに描かれる。

 これを観れば1970年代の威勢のいい兄ちゃんの理想像の一端が分かる。そして元ファッションモデルでもある菅原文太の着こなしが格好いい。現代でもモデルをやれそうなくらい手足の長いスタイルが映える。

 下品で生命力が溢れていた、20世紀の日本男児の記録として。
    

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